前橋市のまちづくり指針「前橋市アーバンデザイン」では、レンガをデザインモチーフとして推奨している。前橋でも昔から絹産業の倉庫などにレンガが使用され、今でもいくつか残っている。リビラボでも、前橋文化のいち担い手として受付タウンターの側面にレンガを取り入れることにした。
市内で展開するレンガプロジェクトにも協力しているが、施工した経験はない。良い機会と思い、プロジェクトの仲間に協力してもらい、自分たちで施工してみることにした。
まずは試験施工。
段ボールにベニヤを貼って、接着剤を塗る。
レンガは、増田煉瓦株式会社さんに依頼し、外壁用の「Thin Brick G」を調達。厚み15ミリほどの薄いレンガ。色は「ストラットフォード」という、やや落ち着いた色目を選んだ。
目地もプロが使用する目地材にチャレンジ。粉に水を入れてよく撹拌した後に、生クリームの絞り袋で隙間に流し込む。この時点で、煉瓦のすき間や目地の深さを検討した。
そして、本番。水平垂直を出すために、線を引いてみたが、途中から目視に変更。
レンガは手焼きなので、大きさが不揃い。短いパーツもしっかり測って、ピッタリ収まるように切断。が、この切断が一番の難所で、ダイヤモンドカッターで火花をチラシながら格闘した。
側面を張り終えた。目地はこれからだけど、いい感じに。
引き続き、正面部分も貼り付け。
貼り付けが終わった状態。これに目地を入れると・・・
こんな感じに。写真だとあっという間だが、目地を入れる〜目地を慣らす〜乾かす〜はみ出た目地材を金属のブラシで削る、という非常に手間がかかる作業。でも、素人にしては、いい感じに仕上がったと思います。
ビールとつまみだけで施工に協力してくれた皆さん、本当にありがとうございます!
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