「あんこもん」【試作】#2 商品化に向けていろいろやってみる

あんこもん試作 2

あんこで街を元気にする「あんこもん」プロジェクト。【試作】では、9月にテスト販売するあんこもん(あんこを使ったスイーツ)の商品を実際に試作していきます。

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今回も前橋市の中心市街地にあるチャレンジショップ「CHU-BORN(チューボーン)」に老若男女「あんこラバーズ」が集結。前回、色々な組合せを試してみた候補を絞り込んでいきます。友人を誘ってのご参加の方も多く、あんこもんで友達の輪がジワジワ広がっています!

まずは映像をご覧ください!

1)商品の詳細を詰めていく

前回の試作で評価の高かった3商品に絞り込みました。

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それと、参加の皆さんから「組み合わせる体験自体を商品化したい」というご意見もあり、あんこの組み合わせを楽しめる「あんティパストミスト」を追加して、4商品を具体化していきます。

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試作用の食材を揃えて、スタートです!
今回は商品ごとの4チームに分かれて、試作を進めていただきました。

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「エクレあん」チームは、エクレアに載せるあんこを試作。ホイップとあんこを混ぜて「ホイップあん」にして載せるものと、あんことホイップを別々に載せるもの、そして食感チャレンジとしてあんこ+白玉のものを試作してみました。

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「おはぎ」チームは、つぶあん、こしあんに加えて、「スパイスあん」を試作。つぶあんには山椒を加えてあんこがモリモリ食べられるように。上には食感プラスのためにナッツをトッピング。こしあんには、カルダモンを加えて爽やかに。モンブラン風に絞り出して、見た目にも変化を加えました。

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「豆乳シェイク」チームは、ぜんざいを凍らせてフラペチーノにする方法と、冷凍小豆と豆乳でスムージーにする方法の2種類を試作。「飲むあんこ」と感じるように、豆乳の量を微妙に調整。

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「あんティパストミスト」チームは、食材を別々に提供してお客様に自分でアレンジしてもらう方法を考えました。数ある食材候補の中から、組み合わせて面白くなりそうな食材をセレクトして、素敵に盛り付け。

2)試作ができました!

エクレあん

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手前から「あんこ白玉」「ホイップあん」「ホイップ+あん」

おはぎ

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左から「つぶあん」「こしあん」「スパイスこしあん(カルダモン)」「スパイスつぶあん(山椒)」

のむあんこ(豆乳シェイク)

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「あんこフラペチーノ」と「あんこスムージー」(写真はフラペチーノ)

あんティパストミスト

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あんこと食材を別々にご提供。おはぎも自分で握れるように

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こんな感じで、お客様に組み合わせを楽しんでいただきます

3)試食&評価

お待ちかねの試食です。今回は、「味」「見た目」の他に、「提供方法のアイデア」も考えながら試食をしてもらいます。

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実は、今回、数々の失敗がありまして・・・。あんこが柔らかすぎたり、ホイップが上手にできなかったり。でも、失敗こそが貴重な経験です!皆さん、そこをわかりつつ、評価をしてくださいました(感謝)。

【エクレあん】
・作ってから食べるまでの時間勝負(水分が多いとシナッとなる)
・あんことホイップ別々の方が見栄えがいい
・エクレアが主張があるので、白玉は邪魔になってしまう
・色々混ぜない方が良い。シンプルに考えるべき
【おはぎ】
・スパイスあんを食べた後に普通のあんは物足りない
・あんこの量やご飯の組み合わせを選べる方がいい
・モンブランは難易度は高いが、チャレンジしたい
・そもそも、あんこの炊き加減が安定しないと商品として提供できない(事務局)
【豆乳シェイク】
・フラペチーノの方がさっぱりして美味しい
・スムージーは豆感がちょっと強すぎ
・トッピングで可愛くなるように工夫したい
【あんティパストミスト】
・今日あった素材では足りないかも
・とはいえ、全部を提供しようとすると手間がかかりすぎるので選択が必要

今回の皆さんの意見で、それぞれの試作の何が良くて、何が課題かがはっきりしたのが成果です!

4)商品価値→体験価値

試作の2回は「あんこもんが自信を持って提供できる商品を作ろう」ということを中心に進めてきましたが、「ここでしか味わえない、あんこ体験」という商品コンセプトを体現するためには、「モノ」だけではなく「体験」までトータルに考える必要があります。
そこで、試食しながら「提供方法(体験)」も考えていただきました。

皆さんからは、

・カスタマイズできる(あんこの量/素材)
・「たし」をいろいろ試せる
・作りたてを提供できる
・味比べができる
・あんこを学べる
  原料(仕入れ先/産地)がわかる
  レシピ(作り方)がわかる
  活動がわかる

といった、体験価値が出されました。どれも、あんこ好きにとっては魅力的な提案です!「あんこの大盛り」とか「あんこの味変」は、専門店ではできないワガママですよね。次回は、皆さんから出されたものを基に「体験価値」を発展させていこうと思います。ここから、完成まではもうひと山ありますが、みんなで楽しく乗り切っていきましょう!

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