
3月19日(土)、あんこで街を元気にする「あんこもん」【学ぶ】の第2回目を開催しました。今回は、神戸のあんこ屋さん「松原製餡所」さんをお招きして、プロの調理過程を教えていただきました。また、松原製餡所さんが開発した300種類の餡の中から、クリームチーズ餡やキャラメルマキアート餡など8種類を選んで試食を行いました。
前橋市の中心市街地にある「まちなか工房」に17人が集まり、Webからも3名の方の参加。第1回目が予想外の人気で、かなり密(汗)な感じだったので、今回は控えめの人数で開催しました!

お話をしていただいた、株式会社 松原製餡所 専務取締役 松原秀樹さん。気さくな方で、わかりやすく、面白く、お話していただきました。

松原製餡所は74年間、神戸で地元に根付いたあんこ屋さん。神戸らしく、パン屋さんとのお取引が6割だそうです。

あんこ屋さんならではの大量のあんこ!ダイブしたい笑!

あんこイノベーションを起こすために、研究開発にも注力されています。

「つぶあん」は比較的作るのが簡単ですが、「こしあん」は濾す工程に手間がかかるので、和菓子屋さんも「生あん」を仕入れてこしあんにしているとのこと。

基本、家庭でつぶあんを作るのと同じ工程ですね。でも、たくさん作る方が美味しそう・・・

原料豆は大きさで2種類に分かれます。小豆(業界ではショウズと呼ぶそうです)は豆が小さく皮が柔らかいので、潰して滑らかにするのに適しているとのこと。一方、大納言は豆が大きく皮がしっかりしているので、粒を残したい場合に適しているのだそう。神戸のあんこ屋さんらしく、丹波の大納言!

砂糖もこれだけの種類を使い分けているそうです。白系統はクセがなく上品に仕上がり、褐色系はコクが入り、黒糖は独特の香り。

松原製餡所は、常に新しいことに挑戦するために「あんこ大学」を主催されているそうです。ぜひ、我々とあんこ連携しましょう!

後半は、お待ちかねの試食。300種類の餡の中から、今の季節の8種類をいただきます。

ついに、登場!

ひとつひとつ、解説を聞きながら試食。香り、味、食感を確かめながら。

皆さん、こんなに集中してあんこを食した事があるでしょうか!

それぞれのあんこごとに、ご感想をいただきました。

松原製餡所さんがここまでいろいろなフレーバーを作れるのは、「耐熱ゼリー技術」と「フレッシュ(気化)技術」があるからだそうです。技術に裏付けされたこの味に納得!

最後には、松原さんのご要望で「こんなあんこがあったらいいなぁ」というアイデアを出し合いました。こんにゃく餡、わさび餡、山椒餡、生姜餡、カレー餡・・・
「いやぁ、実はそれ、もうあるんです!」

「普段はお話を聞くことのないあんこ屋さんに、直接お話しを聞けた」「あんこの製法が詳しくわかって、あんこの見方が変わった」「試食がワクワクしました!」と皆さん大満足でした!
松原製餡所さんのあんこは、ネットで購入できます↓
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